MR BEAMS STYLE 04

〝らしさ〟は〝個性〟

ビームススタッフ スナップ

もって生まれた〝らしさ〟。
それは立派な〝個性〟であるとMR_BEAMSは考えます。
だからこそ、ビームスのスタッフは自分自身ととことん向き合います。
そこから見えてくるなにかには、
今日よりポジティブでお洒落な明日を迎えるための
ヒントが隠されているはずだから。

Photo / Go Tanabe Hair&Make-up / Masaki Takahashi Writing / Yasuhiro Takeishi(City Writes)

サイズの微調整によって
華奢な体型をカバーしています

BEAMS F Suit / THUILLIER Shirt / JOHN COMFORT Tie / ALBERT THURSTON Chief / CROCKETT&JONES Shoes by OWN

「僕は身長に比して華奢な体型。だからスーツは身幅を少し詰めたり、逆に膝や裾幅はだらしなくならない程度に出して男らしく見えるようにするなど、お直しでサイズの微調整をしています。〈ビームスF〉のスーツはそういったサイズ調整できる縫い代の幅が多く、個人的にもとても助かっているんです。
 このスーツも〈ビームスF〉ですが、ディテールはクラシックな英国調であり、ソラーロ生地の色合いはイタリアを感じさせます。そこに発色のよいフランス製のシャツとアメトラ的なストライプタイを合わせました。国柄はさまざまですがバランスよくミックスし、全体で調和させているのがポイントですね」

ビームス 六本木ヒルズ スタッフ

行田 恭樹

1995年、長野生まれ。大学1年の冬にビームスでアルバイトをスタートしたのを機にファッションに目覚める。23歳という若さを活かして、若者にもクラシックスタイルを普及すべく、日々奮闘中。祖母がいけばなの先生ということもあり、最近の趣味はもっぱらドライフラワーづくり。スケートボードもこなす。

パンツにクッションは
絶対に入れません

BEAMS F Suit / THUILLIER Shirt / JOHN COMFORT Tie / ALBERT THURSTON Chief / CROCKETT&JONES Shoes by OWN

「ファッションでもっとも楽しく魅力的なのは、自分らしさを周囲に視覚で表現できるところだと思っています。自分らしさを表現するのに、服のルーツや他人が決めたルールはあまり関係ない。だから、それらや特定のカテゴリーなどにはとらわれず、好きな服を自由に着ることで自分らしさを表現しています。
 ダブルのネイビーブレザーにジーンズというコーディネートは一見普通ですが、スカーフやボタン、シューズの刺繍などにとり入れたゴールドが自分なりのポイントです。それと僕はO脚なので、いつもパンツはクッションを入れないように丈を調整しています。そうすると、O脚が目立たなくなるんですよ」

ブリッラ ペル イル グスト バイヤー

高田 朋佳

1982年、東京生まれ。デニムブランドや高級重衣料ブランドに勤務後、ビームス入社。銀座店を経てバイヤーに。サーフィン好きが高じて、湘南に居を構える。インスタグラムのフォロワーは7万人強。二児の父という側面も。
tomoyoshi_takada

正解はひとつに決め込まず
自由な発想を大切に

FALLAN & HARVEY Suit / HILDITCH & KEY Shirt / NO BRAND Beret / HERMÉS Tie / VINTAGE Chief / HENRY MAXWELL Shoes

「洋服の歴史が浅い私たち日本人は、コンプレックスからか、欧米の上流階級のスタイルこそ正解と決めつけてまねてきました。そんな風潮はいまもありますが、正解をひとつに決め込まず、想像力を働かせれば、もっと自由にファッションを楽しめると思います。
 このスーツは10年以上前にオーダーした英国製。オーバーサイズが流行すると、逆に直線的な服を着たくなります。靴、時計、チーフはヴィンテージ。イメージは〝メンズ服を颯爽と着こなすマレーネ・ディートリッヒに憧れた、ジェンダーレス逆流男子〟という感じですが、シルエットは1940年代調。バスクベレーは僕なりの正解であり、反骨のサインです」

インターナショナルギャラリー ビームス スタッフ

鶴田 啓

1978年、熊本生まれ。大学時代、法学部政治学科という専攻に興味を持てずアルバイトをしながら洋服を買い漁る日々を過ごす。その後アパレル業に従事する決意をし、2000年にビームス入社。現在は、販売はもちろんショップディスプレイや商品企画などをこなす。オフィシャルサイトでのブログのほか、WEBサイト〈Amvai〉にてコラムを執筆中。ワードローブのモットーは“ビスポークのスーツからボロボロのジーンズまで”。趣味は音楽・映画・美術鑑賞、旅行、落語、酒場放浪、料理、服。

体型に逆らわず自分らしい
雰囲気づくりを心がけています

Y.AKAMINE Suit / BROOKS BROTHERS Shirt / JOHN COMFORT Tie / ALBERT THURSTON Chief / CROCKETT&JONES Shoes by OWN

「自分で言うのもなんですが、私はやや太り気味。それにキメキメの男前コーディネートが恥ずかしく感じてしまうので、基本はコンサバ。普段からクラシック、ベーシックの範疇を超えたコーディネートはしないんです。
 だから真っ当に着るのではなく、雰囲気でこなしていくように努めています。今回もアンコンスーツにあえてのボタンダウンシャツ、スリップオンで、クラシックななかにもスポーティで少しくだけた雰囲気を意識しました。シャツの襟跳ねやタイの微妙なズラし、出しすぎのチーフなどでも、気合が入っていない抜け感が演出できているかなと。話すようなテクではないかもしれませんけどね(笑)」

ビームス ハウス 丸の内 スタッフ

高橋 秀樹

1971年、広島生まれ。中学時代に雑誌「POPEYE」にカルチャーショックを受け、ファッションにのめり込む。95年のビームス入社時はカジュアル担当。その後ビームスFでキャリアを重ね、昨年より丸の内店勤務。豊富な知識と明るい人柄にファンも多し。

全体のバランスや丈感には
最大限注意を払っています

AURALEE Jacket / BEAMS F Knit / BERWICH Pants / VINTAGE Scarf / BAUDOIN & LANGE Shoes by OWN

「身長が低くてやせ型の僕は、カジュアルなものでも納得いくまでお直しするなど、全体のバランスや丈感に最大限注意を払っています。やせ型に関しては、最近はゆるいシルエットが気分なので、テーラードものでも若干大きめのサイズを選んでカバーしていますね。
 今回もたっぷりしたシルエットのシャツジャケットをベースに、リラックスしつつも上品なテーラードの雰囲気を感じさせる服を選択。あえて曖昧な色を組み合わせ、要所にブラックやネイビーを利かせて引き締めました。それとロゴものなど、なにかに傾倒しているように見える服を避けるのもポイント。そのほうがパーソナルが引き立つと思うんです」

ビームス プレス

安武 俊宏

1985年、福岡生まれ札幌育ち。文化服装学院卒業後、2005年にビームス入社。銀座店や新宿店でメンズドレスの販売を経て、2012年よりプレスに。現在はメンズドレスやデザイナーズのPRを中心に、〈BEAMS AT HOME〉シリーズのディレクション、専門学校での講師などマルチに活躍中。嫌いな食べ物はエビ。

西洋の服を日本人が身に着ける
難しさを常に感じ続けること

DALCUORE Jacket / GUY ROVER Shirt / GTA Pants / YORK MILL Tie / POLPETTA Shoes by OWN

「骨格や髪、肌の色の違いなど、日本人である私が西洋人の服を身に着ける難しさは常に感じています。ブレザーにレジメンタイを締めただけなのに、似合い方が全然違う。どうにもならない面もありますが、どうすれば日本人として似合うかを考えることが大切です。
 ショルダーがドロップ気味のジャケットはジャン=リュック・ゴダールにかぶれてオーダーしたものですが、シャンブレーシャツやモカシンを合わせて80年代アメリカンスタイルをイメージしました。最近、ウディ・アレンの映画を続けて観たので影響されたかな。ジャンルにとらわれず、テイストの異なる服をミックスするのは面白いですね」

ビームス メンズドレス部門 
ヴィジュアルマーチャンダイザー

中島 信司

1966年、東京生まれ。渋谷店でそのキャリアをスタートさせる。現在は、メンズドレス全店のウィンドーディスプレイやマネキンのコーディネートなどを統括している。独特な抜け感ある着こなしは社内で信奉者多し。趣味はサーフィン(シングルフィンログ)と愛犬との生活。

SHARE THIS CONTENTS

MORE CONTENTS

Mercedes-Benz

  • LARDINI
  • TAGLIATORE
  • De Petrillo
  • Whitehouse Cox
  • Stile Latino
  • HERNO
  • PT01
  • CIRCOLO 1901
  • GRENFELL
  • GRAN SASSO
  • INCOTEX 1951
  • Barbour
  • giab’s ARCHIVIO
  • TATRAS
  • THE GIGI