MY CHOICE

MR_BEAMSが選んだ
新作5アイテム

Photo / Osami Watanabe(Sammy Studio)
Text / Yasuhiro Takeishi(City Writes)

『エンツォボナフェ』の
ビットローファー

『エンツォボナフェ』のビットローファー

細すぎず、丸すぎない絶妙なフォルムに徹底してこだわったビットローファーは、ジーンズからスーツにまでマッチ。トゥボラーレ製法による柔軟かつ軽量で包み込まれるような履き心地も秀逸です。またインソールには、古い織りラベルを復刻して使用する遊び心も。

長年の信頼が生む
コラボシューズの完成度

ファッションのサイクルが年々早まり、多くのブランドが現れては消える昨今。ですがビームスには、長年扱うブランドが数多く存在します。美しいシューズが20年近くも店頭を飾る〈エンツォ ボナフェ〉もそのひとつ。

いよいよ太くなってきたパンツとの相性も考慮しオーダーしたビットローファーは、その新作です。熟練職人のハンドワークを駆使した薄いソールや丸コバ仕上げにより、繊細で華奢に見えるよう意識。日本人の足型に合わせてかかとを小さくし、ウエストを絞り込むなど細部まで修正を加えながら仕上げました。それは別注というより、ブランドとセレクトショップの枠を超えたコラボレーション。長年築き上げてきた信頼があってこそ、そして互いを熟知しているがゆえに完成した一足なのです。

『ラッファ モリーナ』の
チルデンセーター

『ラッファ モリーナ』のチルデンセーター

地元産アルパカを用いた高品質で味わい深いニットが注目されているペルーのニットメーカー〈ラッファ モリーナ〉への別注チルデンセーター。デザインから設計まですべて指定。アルパカ100%のミドルゲージニットで、一枚で着てもジャケットのインナーとしても好相性です。

秋風と陽光が通り抜ける上質な心地よさ

澄んだ空気に感じる冷たさと、日差しの暖かさが肌で溶け合う秋口。こんな季節を満喫するには、風と陽光を同時に感じられるニットがうってつけ。今季ビームスにはニットが充実していますが、なかでもおすすめなのが〈ラッファ モリーナ〉のチルデンセーターです。

今季採り入れたいプレッピーテイストのキーアイテムとすべく別注したチルデンセーターは、高級素材のアルパカ100%。とても軽くなめらかな肌ざわりと抜群の保温性を備え、Tシャツにレイヤードしても心地いいリラックスした着心地です。そうした着こなしに加え、冬にはジャケットなどのインナーとして着てもすっきりと収まるシルエットであり、この秋冬ずっと重宝することは請け合い。その温もりを素肌で感じたら、きっと出かけたくなるはずです。

『ノラ』の大判ストール

『ノラ』の大判ストール

世界最高峰のヤク毛のテキスタイルを扱い、メゾンブランドの生産も手掛けるチベットのメーカー、〈ノラ〉のストール。70×190cmの大判サイズで、フルレングスのロングコートに合わせてもバランスがいいボリュームながら、巻き心地は非常に軽やかです。

美しさを左右する計算ずくのバランス感

「生きることはバランスを求めることであり、美しくなろうとすることだ」。こう言ったのは日本画家の平山郁夫氏。今季〈ノラ〉のストールを巻くと、その金言はファッションにも当てはまるということを実感できるでしょう。

こちらは、カシミアに並ぶ高級天然繊維ヤクの毛を100%用いた〈ノラ〉のストール。非常に軽く柔軟で保温性に優れており、大判サイズでボリュームがありながらも重々しくならないのが特徴です。昨今のゆとりのあるシルエットのアウターに合わせても、従来の巻物では貧弱に見えることが間々ありますが、ボリュームのバランスが秀逸であり、しかも首元がふわりとして軽やかに見えます。色柄だけでなく、シルエットやボリュームまでバランスを計算した装いこそ、美しく洒脱に見えるのです。

『カルーゾ』のラップコート

『カルーゾ』のラップコート

ラグランスリーブだったラップコートをやや肩が落ちるセットインスリーブに変更。着丈も長めに調整した別注モデルです。現在、イタリアで数社しか縫えないウールのダブルフェイスのグレンプレイド生地を用いたノンライニング仕様により、着心地は軽快です。

優美なコートで纏う時代の気分

ファッションは時代を映す鏡。この名言に照らすと、現在のファッションにはどんな時代の気分が投影されているのでしょう。〈カルーゾ〉に別注したラップコートは、そんな今の気分が最も表れていると言える新作です。

今季は1990年代の華やかなクラシックスタイルにも注目する、ビームスのドレスクロージング。ラップコートも当時流行したもののひとつで、やや肩が落ちるたっぷりとした優雅なシルエットを活かしつつ、軽快な素材とモノトーン柄でモダンにアレンジしました。モノや情報が溢れ、SNSで次々と新しい流行や価値観が発信される煩雑な現在。その優美でリラックスした雰囲気と締め付け感のない包み込まれるような着心地、そしてクラシックに軸足を置いた安心感は、まさに今の気分そのものです。

『ブリッラ ペル イル グスト』のスリーピーススーツ

『ブリッラ ペル イル グスト』のスリーピースーツ

1788年創業のスコットランドの老舗、カイノックス社製のダークグリーンヘリンボーンウール生地を使用したスリーピース。男らしい雰囲気があり、タイドアップはもちろんタートルネックなどを合わせたカジュアルダウンもさまになります。アンコン仕立てで着心地は軽やか。

今、欲しい要素を満載した
最旬スーツの価値

ビジネススーツに時代性は必要か否か。しばしば議論になるテーマですが、ビームスは必要と考えます。なぜなら時代性のあるスーツは、ビジネスマンとしても時代を捉えている証左となり、何よりスーツをポジティブに着るモチベーションとなるからです。

〈ブリッラ ペル イル グスト〉のスリーピースは、まさしく時代を反映させた一着。セミワイドやレギュラーカラーなどクラシックなシャツの襟型とも相性の良い、正統派のサルトリアテイストを表現した、カーブを描く低めのゴージライン。2プリーツのサイドアジャスター付きパンツ。ラペル付きダブルブレストベストなど。ビジネスシーンで旬のスーツスタイルが装えるばかりか、ニットなどを合わせてホリデーシーンでも活躍する、まさしく最旬のスーツです。

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